ロシア語で滑稽な小話。
政治風刺の小話を指して使われることが多い。
英語などの多言語では、単に逸話とされることも。
ギシリャ語のアネクドトン(公にされなかったもの)が語源とされる。
ロシアにおける政治風刺としてのアネクドートの累計
いくつかの雛形があり、人名や国名を入れ替えるだけでどこの国でも通用するものがある。
収容所で。A「俺は○○年に××を批判してここに来た」B「俺は○○年に××を擁護してここに来た」C「私が××だ」
社会主義国で失脚した独裁者が、食べ物を買おうと街に出て「俺がクビになった途端に行列だらけだ」
独裁者がお忍びで映画館に。ニュース映画では独裁者の映像ばかり。観衆は本人以外大喝采。「あんた、気持ちはわかるけどね、ぶち込まれたくなかったら拍手しなよ」
社会主義国の小スターリンが、晴天の中を傘を差して歩いている。「あいつは何をしているんだ?」「モスクワが雨なんだろ」
資本主義国で。学生「我が国でも社会主義国家は建設できますか?」教授「何のために?」
ユダヤ人の会話。「上の兄は○○で社会主義国家を建設している。下の兄も××で社会主義国家を建設している」「他に兄弟は?」「テルアビブに弟がいるよ」「やっぱり社会主義国家を?」「馬鹿言え、何で自分の国で」
社会主義国家の宣伝員「革命が成就した暁には…(明るいビジョンを述べる)」老人「ああ、やっと昔のように生活できるのか」
老人が閉鎖された教会を拝む。政府の人間「おいあんた、そんなところに祈っても無駄だ。祈るなら○○(国家元首)にしなさい」老人「○○さま、どうか共産党のやつらを早く追い払ってください」
社会主義国の元首が死んで天国の門を叩いた。門番「お前は地獄行きだ。帰れ帰れ」数日後、天国の門を叩く鬼の一団が。門番「何だお前らは」鬼「我々は地獄からの難民第一陣だ」
「道を歩いていたら、○○が串刺しにされていた。××も串刺しにされていた。そして△△も。」「それで?」「どうだ? 気分がすっきりしただろ?」
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BD%A2%E5%BC%8F%E7%A7%91%E5%AD%A6
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